嫁ちゃん
わたし
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画像を作る道具も、手元に置けるだろうか #

記事に合う画像を作ってみると、文章とは違う難しさがあった。頭に浮かんだ雰囲気を言葉にして、出てきた絵を見て、思っていたものとどこが違うか考える。最初から正解が分かっているわけではないので、何度か試しながら近づけていく作業をしている。
以前、クラウドの画像生成サービスを何度か試したことがある。思ったような画像にならず、説明を変えながらもう一度試したくても、すぐに生成の上限に達してしまった。気軽に繰り返せないこともあって、その後しばらく画像生成から離れていた。
それでも、デジタル手仕事のシリーズを書き始めると、記事に添える画像を自分で用意できたらいいなと思うようになった。そこで、Mac上で動くDraw Thingsを試した。クラウドに画像を頼むのとは違い、モデルを自分のMacへ用意し、手元で画像を作る方法だ。ローカルで動かすには、モデルの保存場所や必要な容量を自分で考えることになる。その準備は少し手間だが、生成を試すたびに有料のクラウド用トークンを使う方式ではない。
実際に出てきた画像を見たときは、想像していたよりずっと良くて驚いた。画像生成そのものに詳しいわけではないので、どのモデルが一番優れているかを評価することはできないが、ただ、自分がブログのアイキャッチに使いたい雰囲気を考えながら、手元で試せる道具ができた。そのことが、今回の作業を続けてみようと思えた理由だった。
クラウドを使っていたときは、生成できる回数を気にして、試したい言葉を十分に試す前にやめてしまうことがあった。ローカルなら、少なくとも有料トークンの残りを数えながら試す必要はない。もちろん、何度でも一瞬で作れるわけではなく、Macが処理する時間はかかる。それでも、少し言葉を変えて違いを見たいときに、自分の都合で続けられるのは気持ちが楽だった。
6Bのモデルを、オフラインで試す #

最初に試したのはZ Image Turbo 1.0 Q6Pだった。モデル本体は約4.87GB、Qwen3 VL 4Bのテキストエンコーダは約4.54GB、VAEは約168MBある。画像を一枚作るときにも、絵を描くモデルだけでなく、指示文を読み取る部品などが必要になる。名前だけを見ていると見落としがちだが、モデルを使うための一式はかなりの容量になる。
| 構成要素 | 推定容量 |
|---|---|
| モデル本体 (Z Image Turbo 1.0 Q6P) | 約4.87 GB |
| テキストエンコーダ (Qwen3 VL 4B) | 約4.54 GB |
| VAE | 約168 MB |
| 合計 | 約 9.6 GB |
6Bや4Bという表記はモデルの規模を示すもので、ディスク上のファイル容量そのものではない。量子化の種類や周辺の部品も容量に関わるため、名前の数字だけで保存に必要な空きを決めることはできない。
FLUX.2 Klein 4B Q6Pを1280×768、8 stepsの設定で試したときは、モデルの読み込みを含めて約58秒で画像ができた。これは自分がそのときに計った一回の時間で、毎回同じ速さになるという意味ではない。設定や画像の大きさ、Macの状態によっても変わるはずだ。それでも、生成のたびにクラウドへ画像を送ったり、有料トークンを使ったりせずに試せることは、自分には大きな違いだった。--local --offlineで動かし、クラウドAPIは利用していない。
今回試したモデルの印象と、今の置き場所を並べると次のようになる。容量は実際に確認できた範囲だけを記し、同じ条件での性能比較ではない。
| モデル | 試したこと・印象 | 今の扱い |
|---|---|---|
| FLUX.2 Klein 4B Q6P | 1280×768、8 stepsで一度生成。読み込みを含め約58秒 | 初期の画像候補に使用 |
| Z Image Turbo 6B Q6P | 今後の標準に選んだ | 内蔵SSDに置く |
| FLUX.2 Klein 9B Q6P | 見た範囲では、より繊細な印象 | 本体や専用エンコーダを外付けSSDへ移した |
最初の構成では本体・テキストエンコーダ・VAEを合わせて約9.6GBだった。
Z Image Turbo 6B Q6Pを今後の標準にすることにした。FLUX.2 Klein 9B Q6Pも試し、私が見た範囲では9Bのほうが繊細な印象の絵になった。ただし、モデル全体の優劣を確かめた結果ではない。画像の細かさだけで選ぶなら9Bに気持ちが傾く場面もあるが、モデルを置く容量や公開利用の条件も含めて、自分が使い続けられるものを考える必要がある。
9Bを記事で公開する画像に使う場合、利用条件や権利について確認したほうがよい、とAIから指摘された。私はその条件をまだ詳しく確認できていないため、使えるかどうかの判断は保留している。用途に合わない条件なら、別のモデルを探せばいい。高性能なモデルに魅力を感じても、有料のものを使うより、そこそこでも十分に使えて、利用条件を確認できる無料のモデルを選びたい。今回はまず、6Bを普段使いの候補にした。公開に使う画像を作るときは、採用するモデルの条件を確かめてから使いたい。
置き場所を決めて、道具として残す #

試したいモデルをいくつかダウンロードしているうちに、内蔵SSDの空きがあっという間に少なくなった。モデルは一つずつでも数GBあり、画像を作るために必要なファイルも加わる。これから別のモデルも試したいのに、保存する場所が足りなくなっては困る。そこで、大きなモデルを外付けSSDへ移すことにした。
使っているのは、M6 Mac mini(32GBメモリ・512GB SSD)だ。いろいろなモデルを動かすなら16GBメモリでは厳しいだろうと考え、コストパフォーマンスを重視してこの構成を選んだ。購入時は内蔵SSDの容量を増やすと価格が大きく上がったため、512GBにして、足りない分は外付けSSDで補うことにした。容量を増やさなかったことは少し心残りだが、外付けSSDを使えるので、この選択でよかったと思っている。最近はメモリやSSDの価格も上がってきているので、同じ構成を今そろえるのは難しくなりそうだ。私には、このあたりがコスパのよい落としどころだった。
外付けSSDは1TBのものを使っていたが、もう一台余っていた1TBも使い、二台を合わせて約2TBとして扱っている。JBOD(Just a Bunch of Disks)は、複数のドライブを一つの大きなボリュームとして扱い、容量をまとめる方式だ。ミラーリングのように二台へ同じデータを複製する構成ではないため、故障への備えにはならない。モデル置き場を広げるために使い、失いたくないデータは別に保管する必要がある。(Appleのディスクセットの説明)
以前、Macでミラーリングを設定したことがあったので、JBODの設定作業自体はそれとほとんど同じで、難しいところはなかった。ただ、外付けSSDをJBODに組み直す前にドライブを初期化する必要があった。中のデータを速度の遅いHDDへ退避させるのに、片道で約3時間かかった。
FLUX.2 Klein 9B Q6Pの本体や専用エンコーダなどを外付け側へ移し、ファイルが正しく移ったかSHA-256で照合した。保管している内容はmanifestにも記録した。こうしておけば、あとでモデルを使うときに何をどこへ移したか見失いにくい。
モデルを外付けへ退避した後の内蔵ストレージを確認した。公称512GBのSSDのうち、APFSコンテナの総容量は494.3GB。空きは239.1GBで、使用量は総容量から空きを引いた約255.2GBだ。アプリなどを含めたMac全体の、その時点の状態である。モデルを試し始めた頃は、空きが約49GBまで減ったこともあった。退避後は、モデル以外の作業にも使える余裕を残せた。
大きなモデルを内蔵SSDに全部置いておく必要はない。日常的に使う6Bは手元に残し、試作のために置いておく9Bは外付けに移す。使う頻度と大きさを考えて置き場所を分けることで、次に試したいモデルのための余地も作れた。内蔵ストレージに余白があると、モデル以外の作業ファイルを保存するときにも落ち着いていられる。
道具を整え、一枚を探す #

ローカルで画像を作れるようになっても、記事にぴったりの一枚が自動で決まるわけではない。画像を見て、汚い印象になっていないか、記事を読む人の気持ちを下げないものになっていないかを自分で確かめている。速く生成できるかや、モデルの数字が大きいかだけでは、掲載する画像を選べない。
私の場合、画像選びの基準は厳密な客観基準というより、自分の好みに合うかどうかに近い。自分が「これなら使いたい」と思える雰囲気になっているかを確かめている。
有料のトークンを使わずに試せることはうれしいが、生成にかかる時間や、モデルを保管する容量のことまでなくなるわけではない。クラウドの上限がなくなったように感じても、代わりにMacの処理時間や保存容量を使っている。料金が見えなくなったからといって、負担そのものが消えるわけではない。何に費用や容量を使っているかを把握しておくのも、道具を自分の手元で使うために必要なことだと思う。
道具を手元で動かすぶん、モデルを選び、保存場所を決め、できた画像を確認するところまでが自分の作業になる。試す自由が増えた代わりに、道具を整える仕事も引き受けることになった。
今は、使いやすさと画質、保存に必要な場所の釣り合いを考えて、6Bを標準にしている。もっと良いモデルがあるかどうかは、これからまた試してみたい。まずは内蔵SSDに余白を作り、ローカル画像生成を続けられる場所を整えたところだ。どんな絵ができるかを楽しみにしながら、記事に使う一枚を少しずつ探していこうと思う。
嫁ちゃん
わたし
そらちゃん
制作メモ #
- 本文の推敲: Gemma 4 26B(Apache-2.0) + Ollama(MIT License)(ローカル処理)
- 画像生成: Z Image Turbo 1.0 Q6P 6B(Apache-2.0) + Draw Things CLI(GPL-3.0-or-later)(ローカル・オフライン)
- 画像は記事の内容に合わせて作成し、掲載前に目視で選定
- ライセンス表記はモデル本体と実行ツールのものです。生成物の権利や第三者の権利を保証するものではありません